2013/11/12

効率的市場仮説に対する自分の考えを整理しておく


以前このブログでも議論になりましたが、よくインデックス投資を批判するネタとして、効率的市場仮説が成立するかどうかで問われるケースが多いので、私自身の効率的市場仮説に対する考えを整理しておこうと思います。




効率的市場仮説とは、あらゆる情報は市場において株価に瞬時に織り込まれるという説で、以下の3つが前提条件となっています。

1 相場に影響を与える全ての情報は、瞬時に市場に広まる
2 手数料などの取引コストがかからない
3 全ての投資家は利益を最大化するように合理的に行動する


それぞれの前提条件について、私の意見を書いていきます。


1 相場に影響を与える全ての情報は、瞬時に市場に広まる

→これについてはある程度は「そうだろう」と思います。よく決算発表された瞬間に株価が反応しますよね。しかし、すべての投資家に情報が瞬時に伝わるわけではないので、タイムラグは発生するだろうし、情報の解釈についても、全ての投資家がその情報を元に正しい株価を判断できるというのは無理があるように思います。


2 手数料などの取引コストがかからない

→これは現実的じゃないですね。実際に取引コストはかかります。また、機関投資家と個人投資家では取引コストの差がかなり大きいし、国内株式と外国株式の取引コストの差も大きいです。


3 全ての投資家は利益を最大化するように合理的に行動する

→これも現実的ではないと思います。全ての投資家が合理的なら毎月分配型ファンドなんて(ry


上記のとおり、私自身は効率的市場仮説の3つの前提条件が成り立たないので、効率的市場仮説は完全には成り立たないと考えています。


しかし、私は効率的市場仮説は成り立つか成り立たないかの「0か1かの問題」ではなく、どの程度成り立つかという「程度問題」だと考えています。

私自身の市場の効率性に対する考えは「市場はおおむね効率的であり、株価は常に正しいわけではないけれど、相場に影響を与える情報はある程度市場に織り込まれたフェアな株価になっていて、情報を持たない投資家が参加しても、情報を持った投資家と大差ない成績になる」。

簡単にいえば「みんなの意見は案外正しい。」といったところでしょうか。

なので私は、今後もインデックス投資を中心にしていこうと考えていますが、アクティブ運用にもチャンスはあると思っているし、アクティブ投資家にも頑張って欲しいと思っています。(私自身、アクティブ運用も行なっています。)

効率的市場仮説にはアクティブ投資家の存在が不可欠ですからね(^^)

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